日本人はなぜ「元暴走族」の肩書に弱いのか?経歴に「恐喝、窃盗、傷害、シンナー」…
普通に考えればこれらは犯罪ですし、場合によっては被害者も存在するので、胸を張ってプロフィールに掲載することには違和感を覚えます。しかし、ここはヤンキー大国ニッポン。「ワルから更生した凄い方なのだから、その教育論に耳を傾けてみたい」と付加価値が生み出されるのでしょうか。
本来ならば、「子供の頃からコツコツと漢字ドリル、計算ドリルを継続して、学校では一生懸命仲間と協力して運動会や合唱コンクールにも取り組み、両立に悩みながらも部活を高校3年の夏まで続けて、浪人することなく国公立大学に入って学費も最小限に抑え、親孝行した」という人こそ、大きな声で教育論を世間に発信する権利を有していると思います。しかしそんな人は、その後も地に足をつけて静かに佳き人生を歩むでしょうし、わざわざ自身の生き様をSNSで発信し続けることもないでしょう。
中村さんのツイッターを見ると、きょうも世間から寄せられる意見に対して一つ一つ、血気盛んに反論をツイートしています。フツーの人なら面倒くさくなったり、嫌気がさす作業にも闘志をたぎらせて、突っ込んでいく。自ら「人生は冒険だ」と訴えていますが、平穏よりも荒波を好むヤンキーの魂は永遠なのかもしれません。そこんとこ、夜露死苦。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]