専門職が地道に活躍する場所 「作業療法士」という強い味方

タグ: , 2020/8/13

[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]

作業療法士も活躍するリハビリテーション室

学童保育でも専門的アドバイスが必要

 現代の医療現場では、各専門職の方々が業務分担して患者さんを助けています。

「予防医療におけるリハビリテーションの重要性」では、理学療法士の関わりについてお話ししました。

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予防医療におけるリハビリテーションの重要性 https://cocokara-next.com/lifestyle/importance-of-rehabilitation/





理学療法士に似た職種に作業療法士があります。そもそも作業療法士(Occupational Therapist)はどのような職種なのでしょうか? 作業療法士は身の周りのことなど、日常生活に於けるすべての生活行為を実行可能にするために、その能力を維持し改善する専門職です。分かり易くいえば、朝起きて着替える,歯を磨いたり洗顔する,食事を取る,トイレに行って用を足す,部屋の掃除をする,洗濯物を干す,入浴するなど、日常生活での数々の「作業」がこなせるように、医学的な知識を持って指導してくれるスペシャリストです。

私は作業療法士の活躍する場面は?と尋ねられたら、病院にあるリハビリテーション室を思い浮かべます。最近は在宅リハビリテーションで、患者様のご自宅に足を運んでいらっしゃる先生もいます。


児童生徒の運動能力について、今と昔の比較がニュースになります。その内、ぞうきん絞りができなかったり、新聞を束ねて縛るなど、ひと昔なら普通にできると思われていたことができない子どもが、よく目に付くようになったという。何かしらのアレルギーを持っている子どもが増えたように・・・。全体的な能力低下は将来への不安材料です。学校生活に於いても支援のためには現状把握が第一歩です。

先ず学校生活の中で一番子どもと接している、教員の観察から得られる情報はたいへん貴重です。それを基に、原因~指導方法を導き出すと思うのですが、学校現場の教員に課せられた業務は、他にもたくさんあります。小学生時代にクラス担任だった私の恩師の自叙伝にも、その過酷さが伺える記述があります。どう指導すれば出来ないことが出来るようになるのか?問題を軽減~解決するための原因が複雑化している現代社会では、観察する視点や感覚に限界があるために、専門的視点からサポートしなければならない「作業」もあるはずです。

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