急なお泊りで歯ブラシがない!外出先でのオーラルケア対策
水すらないときのオーラルケア
大きな自然災害が起きた場合は、何日間も水すら確保するのが難しい状況になるかもしれません。そんなときは次のような方法で最低限の対処をすることができます。
指磨き
指磨きは歯や歯ぐきの汚れを落とすだけでなく、歯ぐきのマッサージをして血行を促す効果もあるので普段の歯磨き後にもおすすめです。方法は人差し指を歯と歯の境目に歯ブラシのようにあて、小刻みに磨いていくだけ。最後に歯ぐきを奥から手前にクルクルとマッサージするようにすると、血行促進がなされます。直接指で磨くのに抵抗がある場合は、ハンカチなどを巻きつけて行ってもOKです。
唾液マッサージ
唾液は口の中の細菌や食べかすを洗い流してくれるので、できるだけたくさん出すと虫歯や口臭予防になります。そんな唾液の分泌を促すのが唾液マッサージ。耳の真下(顎の付け根)を指の先で押してマッサージしたり温めたりすると、唾液が出やすくなります。
普段から持ち歩いておきたいデンタルケアグッズ
いつ急な予定が入ったり災害が起きたりするかは、誰にもわからないもの。どんな状況でもオーラルケアできるように、次のアイテムをカバンやポーチに常備しておきませんか?
キシリトールのタブレットやガム
キシリトールはミュータンス菌の増殖を防ぐと言われています。また、タブレットやガムを噛むことで唾液も出やすくなります。特に期待できるのは歯科医院専売のアイテムです。配合成分なども確認したうえで購入しましょう。
デンタルフロス
荷物としてかさばらず、オーラルケアにおいて非常に重要なのがデンタルフロス。歯と歯の間や歯ぐきの中など、うがいだけでは取れない汚れをしっかりと除去してくれます。口臭予防だけでなく、歯ぐきの掃除をすることで歯周病予防も期待できます。
マウスウォッシュ
ゆすぐだけで殺菌や口臭予防が期待できるマウスウォッシュ。最近は個包装になっている製品も多く販売されているので、清潔で持ち運びも楽です。いくつか持ち歩いておけば、恋人や友人が困っているときにも分けてあげることもできます。
歯磨き以外のオーラルケア方法も覚えておきましょう
毎日当たり前のように行っている歯磨きだからこそ、できない状況になると心配になります。でも歯ブラシ以外のオーラルケア方法をしっかり押さえておけば、虫歯や歯周病、口臭などを予防することは十分可能です。頭の片隅に入れておいて、いざというとき身近な大切な人にも教えてあげるようにしましょう。
[記事提供:Ha・no・ne(ハノネ)~毎日キレイ 歯の本音メディア~(https://ha-no-ne.com/)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。