自分にあった副業の見つけ方は?副業に向いている人って?「副業専門家」が教えます!
近年、新型コロナウイルスの影響や、働き方改革の促進などによって、副業を始める人が増えてきています。
ですが、単に「副業」といっても、その種類や働き方は多種多様。
今回は、副業が学べる日本初の専門スクール「副業アカデミー」を運営する株式会社レベクリ代表取締役で副業専門家の小林昌裕氏より、副業のあれこれについてご紹介します。
これまで20以上の副業を実践してきた小林氏ですが、キャリアのスタートは、サラリーマンだったそう。
2社目に転職したときに、生涯年収について考えるきっかけがあり、そこで結婚や子育てなど今後の人生を考え、このままでは約4000万円ほどショートしてしまうという考えに至ったといいます。
その時、どうやってお金を増やしていくかを考え、「独立をする自信はなかった」という小林氏が選択したのが「副業」でした。
副業スタートはアパートの賃貸経営による家賃収入から始まり、物販、ライター、ドル建て積立、太陽光発電、講演など、様々な職種を経験、いわゆる「副業オタク」になったといいます。
これまでの自身の経験から現在は「副業アカデミー」を設立し、学長として運営を行う一方で、副業専門家として様々な活動もおこなっている小林氏。
まずは、そんな小林氏が思う副業のメリット・デメリット(注意点)についてお伝えします。
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《メリット》
①個人の能力と本業への相乗効果がアップ
「副業を始めると、全く新しい業界に身を置いたり、コミュニケーションをする必要が出たり、時間管理をする必要が出たりなど、あらゆる面で個人の能力が上がると感じています。
それだけではなく、それが本業へも活きてくると感じています。
僕自身、副業を始めてからの方が、仕事を行うスピードが上がりましたし、責任のある仕事を嫌がらなくなりました。自分の嫌なことに対しても、向き合えるようになったという感じですね。ですので、本業での仕事の請け負い方や、事務処理能力、コミュニケーション能力、セールス力が上がると思っています」
②採用力が上がる
「これは、企業目線になりますが、副業を解禁している企業の方が圧倒的に採用がしやすいというメリットがあります。
現代は、優秀な人ほど副業をやりたい、副業を解禁している企業で働きたいと思っている傾向にあります。
また、副業を解禁していることで、離職率が低くなるという点もあります。
自分の好きなことをやっても良いという副業を認めてくれることによって、エンゲージメント(組織への愛着心)が高まり、会社を辞めないで頑張ってくれる人がたくさんいます。
ですので、企業側にとっても、副業を促進することでメリットが発生するという部分もあります」
《デメリット(注意点)》
現在世の中には沢山の副業がありますが、中には「副業詐欺」「投資詐欺」といったものもあります。
楽して稼ぎたいといった人ほど罠にハマりやすいので、そこは注意が必要です。
「100万円渡せば毎月5万円が戻ってくる」という話がよくありますが、こういうものはほぼ100%詐欺です。
副業に関してはしっかりと正しいノウハウを学び、1日30分でも毎日コツコツとやっていくことが大切です。