海外転戦するアスリートの飛行機移動とそのケア方法
試合では肉体の限界まで心身を酷使する上に、普通でも疲れる飛行機移動。海外を転戦するアスリートはどのように対応しているのか、ラグビー日本代表・松島幸太朗に聞いた。
現在、国内のみならず海外での試合も数多くこなす松島。オーストラリアを中心に、ニュージーランド、シンガポール、南アフリカ、さらにはアルゼンチンと世界各国を飛び回る中、難しくなってくるのがコンディショニングの維持だ。
「移動は結構きついですね。特に試合後の飛行機移動が大変です。試合後すぐの移動となると、筋肉が固まっちゃうんですよ。なので、機内でストレッチやマッサージを行うようにしています。後は水分補給も頻繁に行うように心がけていますね。機内だと乾燥も激しいですし。」
スポーツ選手にとって筋肉のコンディションや体の痛みには特に気を付けないとならない。そのため、体のケアは必要不可欠だ。
「移動ももちろん大変ですが、その場所その場所への順応も難しいですね。特に南半球の国だと季節が真逆だったりする事もあるので、そこへの対応は大変かなと思います。僕は特にこれといった対処法は無いですけど。慣れですね。」
また海外を転戦する際、体はもちろんのこと、心のコンディショニングも維持しなくてはならない。
「海外に行くと、他国の選手とは基本的に英語で話します。以前にも海外のチームにいくつか所属していたので、大体のチームに友達はいますね。試合で会うといつも話をしています。あとは、海外の文化への適応と言う意味では比較的得意な方です。と言うのも、幼少期から日本と海外を行ったり来たりしていたので。」
海外の選手とのプレーやコミュニケーション、そして環境への対応に関しては幼少期の経験がかなり活きているが、意外な弱点も…。
「ただ、海外の選手とは普通にコミュニケーションが取れるんですけど、日本人相手だと人見知りしちゃうんですよね。何故だかシャイになっちゃうんです(笑)」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]