若きエース畑岡奈紗がメジャー初戦 「ANAインスピレーション」で悲願達成に挑む!!
日本女子ゴルフ界のエース畑岡奈紗は、LPGA女子ゴルフツアー挑戦2年目だった昨年にツアー2勝を挙げて大きな飛躍を遂げた。世界ランキング6位で迎えた今年の日本ツアー開幕戦は、グリーンにタッチが合わず17位と苦しんだが、米国に戻って3月28日開幕のキア・クラシック(米/カリフォルニア)を挟み、4月4日に開幕するメジャー初戦のANAインスピレーション(米/カリフォルニア)に挑戦する。20歳の日本の若きエースが、メジャー初戦に向けてどのような調整を重ね、大一番にどんな気持ちで挑むかを話してくれた。
写真/WOWOW
Q.まず、現在の調子についてお聞かせください。
「練習でやっていることがなかなか試合で出ていませんが、練習場ではいいボールを打てているので、それを試合で実践するだけだと思っています」
Q.4月4日にANAインスピレーションが開幕します。メジャー初戦に向けてどのような練習を積んできたか教えてください。また、昨年8月に下半身とバランスの強化をしているとおっしゃっていましたが、その成果は出ていますか?
「成果はまだ実感はできていませんが、周囲の人には下半身がしっかりしたと言っていただいています。(成果が出るには)長くかかることだと思うので、そんなに焦らず、変えずに継続することが大事だと思っています」
Q.昨年のANAインスピレーションは滑り込みでの出場でしたが、昨年の経験から、今年の大会へのアプローチ方法や意識していることはありますか?
「メジャーはセッティングが難しくなってラフも長いです。グリーンも硬かったり早かったりとタフなコンディションなので、そういうところで我慢してチャンスが来たらしっかりと決めていくことをできるようにやりたいです。(昨年に経験したことで分かったことは)フェード系のボールを打たないといけないことです。グリーンが硬いので、セカンドショット以降を高い球で攻めていくということが分かりました」
Q.今年は、エビアン・チャンピオンシップが例年の9月から7月に変更となったことで、4月のANAインスピレーションから5ヶ月連続でメジャー全5大会があります。調整も変わってくると思いますが、ご自身の中でどのように意識していますか?
「4月から始まってあっという間に過ぎてしまうと思うので、ピークを1ヶ月ごとに合わせていきたいです。昨年まではメジャーに出るために他の試合を頑張らないといけなかったのですが、今年は全てのメジャーに出場できるので、特にメジャーに意識を持っていきたいと思っています」
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