世界的野球人口増の糸口となるか 手打ち野球「ベースボール5」
WBSCは2024年のパリ五輪以降も野球を実施競技に残すために、このベースボール5を考案した。モデルはサッカーのフットサルであり、バスケットボールの3on3。ラグビーも人数の少ない7人制を浸透させることで、2016年リオデジャネイロ五輪から実施競技に採用された。
リカルド・フラッカリー会長は「この競技は、野球やソフトボールが浸透できなかった場所や地域まで広がっていくだろう。次の10年で、野球・ソフトボール人口10億人を目指したい」と話す。
野球の五輪実施の妨げであり、大きな障害は世界レベルでの競技人口の少なさ。道具や球場設備に多額の費用がかかり、特に発展途上国での普及は困難を極めてきた。
それがベースボール5では、必要な道具はゴムボールだけ。バットもグラブも必要ない。大がかりな球場も建設する必要がなく、都市型であるともうたっている。
まさに日本の公園や空き地で、小学生たちが野球に触れ合った原風景ではないだろうか。
日本の手打ち野球が原点といえるベースボール5。2020年東京五輪後も五輪競技に残るため、そして世界中で野球が愛されるために。球界悲願への切り札と期待されている。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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