大谷、五輪出場意欲も厳しい前提… 北京五輪・米代表には当時大学生のストラスバーグ、アリエッタ等
エンゼルスの大谷翔平投手が帰国し、21日に都内の日本記者クラブで会見を開いた。その中で、2020年東京オリンピックに言及する場面があり、「五輪出場へ意欲」と一部メディアのトピックとなった。
大谷は「オリンピックに関しては、僕の気持ちだけでどうのということはないので」と前置きした上で、「もちろん日本で開催されることにすごく興味も持っているし、野球が選ばれているということなので、出場してみたいなという気持ちがあるのは普通のことじゃないかとは思う」と語った。
MLB機構はトップメジャーリーガーの五輪派遣を容認していない。五輪野球で過去2度の金メダル(88年ソウル、00年シドニー)獲得の実績を持つが、大学生とマイナーリーガーの混成チームのみ。04年アテネ五輪では大陸予選で敗退し、本大会出場さえ果たせなかった。
夏季五輪が開催される夏場は、メジャーリーグ各球団にとってもかき入れ時。トップ選手が出場するためにリーグ中断でもしようものなら、大幅な減収は避けられない。オーナー会議で30球団オーナーの賛同を得るのは絶望的な状況で、大谷の出場も現実的ではない。
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