世界的野球人口増の糸口となるか 手打ち野球「ベースボール5」
プロ野球の実行委員会が10日に都内で開かれた。そこで議論されたテーマの一つが、「ベースボール5」という5人制野球。来年1月に講習会を実施するという。
ベースボール5は今年3月に、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が発表した新たな野球スタイルだ。
イメージしやすいものといえば、少年時代に誰もが触れたことのある「手打ち野球」が近い。
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投手はおらず、バットも用いない。5人制、5イニングで行われ、野球の簡易版ストリート競技を目指している。
塁間は13メートルと短く、打者は自分でトスしたゴムボールを手で打つ。フェア地域は18メートルの正方形で、コーナーの一つが本塁。打球は少なくとも一度はフェア地域でバウンドさせなければならない。5人の野手が守り、フライ捕球するか、捕球後に走者が目指す塁を蝕球(通常のフォースアウト)するか、塁上にいない走者にタッチすればアウトを奪うことができる。
打球がファウルゾーンに飛んだ場合、フェンスを越えた場合、ノーバウンドでフェンスに直撃した場合は、全てアウトとなる。
攻撃側チームは打者および走者が一塁、二塁、三塁、本塁の順に回るのは野球と同じだが、一人が一つ塁を進むごとに1点が加算される。単打で打者が出塁した時点で1点。次打者が二塁打して二、三塁となれば4点加わり、先の1点に足して5得点となる計算だ。