ビリの座は茨城から栃木へ…魅力度ランキングで両県の抗争激化は必至か
「ブランド総合研究所」の調査による「2020都道府県魅力度ランキング」がこのほど発表されました。注目は7年連続のビリに喘いでいた茨城県がついにどん底を脱し、42位へと上昇したこと。そして代わりに最下位へと沈んだのが、茨城県にとって「宿敵」ともいえる栃木県だったことです。
ある茨城県の関係者は言います。
「17年9月に就任した大井川和彦知事のもと、県は18年に『プロモーション戦略チーム』を結成するなど、魅力度向上に心血を注いできました。茨城の出身でグロービス経営大学院学長の堀義人さんが中心となり、『いばらきビリ県脱出連携会議』をたちあげ、その豊富な人脈を駆使して民間レベルでも茨城の魅力を発信し続けたことも大きかったと思います」
一方、ビリの座に沈んだ栃木県の関係者は怒りが収まりません。
「栃木がビリってありえます? 日光東照宮に華厳の滝、いろは坂、鬼怒川温泉に那須高原…。宇都宮は餃子で有名。全国レベルでもこんなに魅力がある。『GoToトラベル』キャンペーンで週末の温泉地は首都圏からの予約でいっぱいですよ。このご時世、最下位の県に行こうと思いますか? 実態とかけ離れすぎている。いったいどんな調査をしているのか」
そしてこう続けます。
「少なくとも茨城よりは上でしょう。県の職員はみんなそう考えています。茨城に有名な温泉、ありますか? 新幹線の停車駅、ありますか? とちおとめにレモン牛乳…全国的に愛されているブランドばかりなのに、理解に苦しみます」