どうして人は浮気・不倫をするのか?
当たり前の存在から感動は感じにくい
実は「当たり前」に感じていることこそが本来は素晴らしいことなのです。
しかし、残念なことに人は当たり前の状況に慣れ親しんでしまうと、「当たり前」のものには感動を感じることが難しくなります。
例えば、
・地球が存在していること
・日本が平和であること
・スイッチを押せば電気がつくこと
・お湯がすぐに出ること
・電話やネットにすぐに繋がること
・学校に行けること
・食事ができること
・健康であること
・パートナーが存在すること
健康な人は、健康な状態にある内は健康であることのありがたさを感じることはありません。
一度でも健康である状態を失った人は「健康であること」のありがたさを感じやすくなります。
しかし、回復をして健康である状態が続けば、いつの間にか健康であることのありがたさは忘れてしまいます。
それは、ご自身が健康であるということをしっかりと受け取り、自分のものにしているからです。
他にあげた事例も同じです。
平和でない国、インフラが整備されていない国に行けば、日本では当たり前に利用できているもののありがたさを感じることができます。
人は当たり前と思っているモノを失った時にその存在を再認識し、当たり前にあることに感動することもできます。
ということは・・・
当たり前の存在ではないことに気づくため?
浮気や不倫の原因は、当たり前のものであったパートナーの存在が実は「当たり前」の存在では無い、ということに気づかせるために起こるのでしょうか?
確かに、当たり前だと思っていたパートナーの存在が実は自分だけのものではなかった、ということに気づくことによって、パートナーの存在を再認識することはできます。
しかし同時にパートナーシップの場合は別れを意味することの方が多いでしょう。
当たり前だと思っているパートナーとの日常に刺激を入れるためとしてはリスクが大きすぎる選択です。
もしかすると破壊的衝動を伴って浮気や不倫といった行為を行う人もいるかもしれません。
しかし、現実的には既存の夫婦関係、恋人関係の破壊を不倫や浮気の当初の目的としている人は少ないでしょう。