他の女性の幸せにイライラ・モヤモヤしてしまう時は
女性なら経験したことがある人も多いであろう「他の女性の幸せにイライラ・モヤモヤしてしまう」という体験。幸せを祝いたいという気持ちがある一方で何となくイライラ・モヤモヤしてしまう。そんな自分に気づいて自己嫌悪に陥ってしまう。どうしてそんな気持ちになってしまうのか、どうやって解消すればいいのか、解説します。
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みなさんは他の女性が幸せそうにしているのを見てイライラ・モヤモヤした、という経験はないでしょうか?
「確かにある…」と思った方もいるのではないでしょうか。安心してください、一人ではありません。幸せそうにしている人を見て嫌な気分になるというのはよくあることです。というのも、自分より優れていると思うものに対して、人は本能的に防衛的になったり、攻撃的になったりしてしまうものだからです。
ですが、イライラ・モヤモヤに支配されたり、ネガティブな気分を感じてしまった自分に嫌気がさしたり、という状態が常に続いていたら自分も辛いですよね。
今回はそんな他の人が幸せそうにしている時に感じるイライラ・モヤモヤの対処法についてお教えします。
イライラ・モヤモヤの原因
そもそもなぜ他人のことなのに、しかも一緒に喜ぶという選択肢もあるのに、幸せそうな人を見るとネガティブな感情が湧いてくるのでしょうか?
実は、心理学では女性が「一緒である」ということをとても重視するということが明らかになっています。男性は小さい頃から野球やサッカーなど競う遊びをするので、「勝敗がある」「個人差がある」ということを意識しやすい一方で、女性はおままごとやお人形遊びなどみんなで協力し合う遊びが多く「和を乱さない」「同じことをする」ということを学習していくことが原因ではないか、と指摘されています。
このように「一緒である」ということを重視するとどうしても「幸せの程度も一緒であるべき」という考えを無意識に持ってしまうことがあります。特に生きている環境や生活水準等が似ていると思っていた女性に対しては「私より幸せそう」というのは受け入れがたくなっていきます。
つまり、幸せそうな女性を見て感じるネガティブな気分の原因は「本来同じであるべきなのに、あの子はもっていて、私は持っていない」という思いからから生じる不平等感や焦りだと考えられます。だから話している本人に悪気がなくても、最近あったよかったこと、などを話されると「自慢?」とイラっとしてしまうのです。
これだけ聞くとネガティブな気分になる自分はとても性格が悪いのではないか?!と思ってしまうかもしれませんが、この情報プロセスを自覚できている人はほとんどおらず「本当は一緒に喜びたいのになぜかイライラ・モヤモヤする」と悩んでいる人の方が多いのではないかと思います。このように自覚できないプロセスはコントロールが難しいもので、コントロール力自体に性格の良さは関係ありません。
でも、どうせならすっきり気持ちよく相手の幸せ話を聞きたいものですよね。では、どうしたらよいのでしょうか?