自律神経失調、うつ病、パニック障害の違いとは?
[記事提供:温春健心|健心鍼灸治療院(https://kanamati-shinkyu-seitai.com)]
はじめに
皆さん、自律神経失調、うつ病、パニック障害の違いわかりますか?
いざ聞かれると、明確には答えられない方が多いのでは。
症状や原因は似ていますが、どのように区別、判別しているかみていきましょう。
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自律神経失調症とは
自律神経失調症は、実は正式な病名ではありません。国際的な診断基準では自律神経失調症の病名はなく、あくまで「自律神経症状が認められている状態」のことをさしています。
自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、機能が亢進する、あるいは機能が低下することでおこります。
日本心身医学会の定義によると、「自律神経失調症とは、種々の自律神経系の不定愁訴を有し、しかも臨床検査では器質的病変が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの」とされています。
つまり、自律神経のバランスがくずれ、自律神経症状が生じている。検査でも、はっきりとした異常が認められないもの。
精神疾患が認められないときには、自律神経失調症と診断されるケースが多いようです。
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