ここがヘンだよ高野連 謎でムダな処罰まとめ
野球人口が減少している今の時代、高野連はこのまま独自路線を進んでいくのだろうか。
高知商野球部がダンス同好会有料イベントに出演し、責任教師への処分を検討するとした、高野連の対応に批判が集まっている。
引退した3年生の野球部員が、夏の甲子園で応援してくれた恩返しに、入場料500円のダンスイベントに友情出演したことが「商業的目的にあたる」(高野連)ことが問題視された。ネット上で「入場料500円の高知商を処分するなら、高野連は甲子園の入場料を無料にしろ」と同調する声が多く上がった。
批判の背景にあるのは、「商業的イベント」を禁止する高野連から「金のニオイ」がプンプン漂ってくることだ。第100回記念大会だった18年夏の甲子園では入場者数が初めて100万人を突破。外野席を有料化にしたこともあり、収入は約7億8000万円と史上最多を更新した。活動資金のため自らは大々的に興行しながら、高校生にはルール抵触を理由に情け無用のペナルティー。相手を思いやる柔軟な選択肢はなく、今回は自分で自分の首を絞めたようなものだ。
絶大な権力を持つ高野連の対応には、これまでも首をかしげる事例がいくつもあった。ここ数年で起こった「ここがヘンだよ高野連」をピックアップしてみた。
1 2