怖いのはコロナだけじゃない…高校野球夏の甲子園交流試合に潜む「熱中症」のリスク
今夏はコロナ禍によって、全国の高校球児にとっては甲子園切符が懸からない「最後の夏」になりました。しかし、白球を追う選手たちの一生懸命さは変わりません。全国各地で「代替大会」が佳境を迎えています。
ある一般紙の運動部記者は現場の様子をこう語ります。
「指導者も選手も、コロナの影響で『最後の夏の大会』はできないのではないかと、一度は考えたことでしょう。それが何とか実現できた。無観客ながら、球場には野球ができる喜びが充満しています。甲子園が懸からず勝利至上主義に偏らない分、3年生が全員ベンチ入りして控え部員にも続々と出番が回ってきたり、投手は連投や酷使もない。本来のあるべき高校スポーツの姿が、コロナ禍で実現できた感もあります」
そして8月10日から甲子園球場では「夏の選抜大会」こと、「2020年甲子園高校野球交流試合」が無観客で行われます。本来なら3月に開催される予定だった選抜大会の出場権を有した高校が『聖地』に集い、ワンマッチに臨むというものです。
「リモートで行われた抽選会では東海大相模対大阪桐蔭、履正社対星稜、中京大中京対智弁学園など好カードが続々決定しました。あまりにファン歓喜の試合が組まれたので、報道陣の間でも『やり過ぎじゃないか』との声が聞かれたものです(笑)」(スポーツ紙アマ野球担当記者)
新型コロナの感染拡大防止へ、警戒しながら行われる今大会ですが、球児が気をつけなきゃいけないのはコロナだけではありません。
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