【入院から退院まで編】六本木の夜の店で働く人がコロナ陽性になったリアル、その後・・・
もしもコロナ入院したら?感染者が語る入院のリアル~発症から退院まで~
※写真はイメージです
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の延長が5月31日までに決まった。
まだまだ安心できない状況が続く中、もしも自分自身や周りの人が感染したらどうすべきか?
実際に新型コロナウイルスに罹患し、入院生活を経験した都内・六本木のバーに務める男性Aさん(24歳)に、入院生活の様子や新型コロナウイルスの恐怖について聞いた。
4月17日に本サイト「【コロナ感染記】六本木の夜の店で働く人がコロナ陽性になったリアル ~発熱から入院まで編~」と言う記事で、「まさか自分が・・・」、「感染経路が全く思いつかない・・・」と感染に気付いたところから入院するまでを聞いたが、今回は入院してから退院するまでの『リアル』を聞いた。
【発症~入院 時系列】
■4月3日(金) 発症
起きてからダルさはあったが熱などはなかったので、通常通り電車で勤務先の飲食店へ出勤。 しかし、ダルさがあり、仕事も暇だったため、早めに帰宅。自宅に帰って熱を測ったら37.3度くらいあった。鼻がムズムズする、鼻がつまりかけている、風邪のような感じがした。また、目の奥の方がズキズキする感覚があった。
■4月4日(土) 保健所へ最初の電話
朝起きて気付いたら、味覚、嗅覚がなかった(その状態が6日間くらい続いた)。 おかしいと感じ、保健所へ連絡したがつながらない。その後も一日中、約200回ほど電話したが(Aさん談)、全くつながらなかった。
■4月5日(日) 保健所へ電話&自宅待機
朝一、9時から保健所に電話をし続けて、5回目くらいでつながった。その際に、以下のように言われた(Aさん証言)。
1. 既に発症している人と濃厚接触があった人
2. 直近で海外渡航歴がある人
に該当する人を優先して検査している。
どちらも該当していないAさんは、1回目の電話では検査に応じてもらえなかった。再度電話したが同じ対応なので、しばらくは自宅待機をすることに。
■4月9日(木) 保健所へ電話&検査
職場のオーナーから「仕事の予定が立たない」とプレッシャーがかかり、保健所へ電話する。頼み込んでようやく検査が受けられるようになり、検査を受けた。
■4月11日(土) 検査結果
検査の結果が出て陽性判定。
保健所からは、
1. 入院先については改めて連絡する
2. 最低でも1週間入院
3. 2回検査して、2回とも陰性が出ないと退院できない
と伝えられる(Aさん証言)。
■4月13日(月) 保健所からの電話
朝一、保健所から連絡があったが、電話を取り損ねた。
折り返すと、
「予定していた入院先はもう他の人で埋まってしまった。電話を取らないと、入院が後回しになる(連絡がつく人から先に入院が決まる)」
と言われる(本人証言)。