歯周病があると脳梗塞のリスクが2.8倍に上昇するって知っていましたか?

タグ: , , 2020/11/2

[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-(https://ketsuken.jp/)]

 歯周病とは、歯を支える歯ぐきやその周りの骨が壊されていく病気です。

むし歯は歯そのものが壊されていく病気なのに対し、歯周病はこれらの組織が壊され、最後には歯が抜け落ちてしまう病気です。

日本人の40歳以上の約8割近くが歯周病または歯周病に近い状態だと言われています。





歯周病はお口の中の問題だけではなく、全身に悪影響を及ぼす歯周病菌や炎症物質がだ液に混じったり血液に入り込み、全身に運ばれて悪影響を及ぼすと考えられています。

脳梗塞は脳の血管が詰まったり、頸動脈や心臓から血の塊などが飛んで来て脳血管が詰まる病気ですが歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易いと言われています。


また、動脈硬化は不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされていましたが、歯周病の細菌も因子のひとつであることが分かってきました。

血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療は、より重要となります。

さらに、糖尿病のリスクが高まり、治療のときも血糖値のコントロールが難しくなってしまいます。

歯周病は、適切なセルフケア(歯磨きなど)や歯科医院によるメインテナンスで予防・改善できます。

特に歯磨きは毎日のことですので、日々の積み重ねが大切です。

歯周病の思いあたる症状をチェックしましょう。

歯周病になると、次のような症状がみられると言われています。

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