5年以内の死亡率が50%!?「骨卒中」をご存知ですか?
[記事提供:医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき]
「骨折」と聞くと、スポーツしている人や高齢者に多い「怪我」というイメージがあるかもしれません。しかし、骨折は怪我ではありません。少し大げさな表現ですが、生活習慣や運動機能の低下によって起こりうる病気とも言えます。それぐらい身近な存在で、誰でもかかる可能性があり、最悪の場合は…
でも、安心してください。正しい知識を身につければ、予防ができるのが病気なのです。
今回は、「骨」について考えてみましょう。
骨卒中と認知症
高齢者に多い骨の病気として、よく知られているのは「骨粗しょう症」です。骨密度が低下し、骨がスカスカになって、骨折を起こしやすくなる病気で、骨折の原因のひとつでもあります。
では、骨折について。文字の通り、骨が折れてしまうことです。意外と知られていませんが、骨折した部位によっては5年以内の死亡率が非常に高くなります。骨折後、亡くなるまでの期間が極端に短くなったり、回復しきらずに寝たきりになったりすることが多いため、「脳卒中」になぞらえて「骨卒中」などと言われたりもします。骨が弱っている状態で骨折をしてしまうと、他の部位を骨折するリスクも急激に高まり、脚の付け根を骨折すると、5年以内に50%の人が亡くなるとも言われています。
高齢者が骨折をすると、寝たきりの生活になり、身体の衰弱が進み、その結果亡くなられたり。動くのが大変で外出をしなくなり、人との会話が減って、徐々に認知症の症状が出るようになったり。
つまり、骨粗しょう症や認知症を予防するには、骨折をしないこと。そのために骨を鍛えることが重要なのです。
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