「反日カード」の効果激減…八方塞がりの文在寅大統領 起死回生に妙案ナシ

タグ: , 2019/12/31

 経済低迷、膠着する南北融和、戦後最悪の日韓関係、米国との軋轢、そして側近「タマネギ男」のスキャンダル……。韓国の文在寅大統領にとって2019年は逆風にさらされた厳しい1年だったが、締めくくりのメッセージは妙に明るいものだった。

「災い転じて福となるきっかけとなった」と自己評価


 文在寅大統領は30日、今年最後の首席秘書官・補佐官会議を大統領府で開催。「多くの困難の中でも希望の芽が出た、やりがいのある1年だった」と振り返り、「今年より良い来年を約束できるのは国民の努力のおかげ」と語った。元徴用工訴訟に端を発した安倍政権による対韓輸出規制については、「日本の不当な輸出規制で厳しい状況が来る可能性があったが、むしろ災い転じて福となるきっかけとなった」と評価。「中核素材と部品の国産化や産業育成など、誰も揺るがすことができない強い経済の礎を築く機会にすることができた」と自画自賛だった。

 1年3か月ぶりとなる日韓首脳会談が12月下旬に開催され、その直前には韓国経済の屋台骨である半導体製造に欠かせない輸出規制対象の3品目のうち、1品目の規制が緩和された。

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韓国に「断交」を求める過激な声も 元徴用工訴訟で日韓関係は歴史的局面に(https://cocokara-next.com/topic/japan-southkorea-relations-are-historical-aspects/)

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