韓国船員銃撃 米元高官もダブらせた文在寅大統領の「空白の10時間」とセウォル号

タグ: , 2020/9/30

 北朝鮮沿岸で韓国海洋水産部職員が銃撃されて死亡した事件をめぐり、世論の厳しい批判にさらされている文在寅政権に対し、米国からも手厳しい声が上がっている。修学旅行中の高校生など300人以上が犠牲になったセウォル号沈没事故をめぐる「空白の7時間」で追い込まれた朴槿恵前大統領をダブらせ、米国の元高官は「文在寅大統領はセウォル号の瞬間を迎えた」と評したと報じられた。

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 元国務次官補代理のエバンス・リビア氏のインタビューを報じたのは、韓国メディアの中央日報(28日配信)。25日と26日(いずれも現地時間)に行われたというメールインタビューで、リビア氏は「文大統領が自国国民に起きた事件を知りながらも国連総会で終戦宣言を提案する演説をそのまま進めることを決めたのは深刻な問題」と指摘。北朝鮮領海に入った職員が北朝鮮軍に発見されたとの最初の報告(22日午後6時36分)を文在寅大統領が受け、銃撃されて遺体を焼かれたとの正式報告(23日午前8時30分)を受けるまでの「空白の10時間」について、こう話したという。

「こうした脈絡で文大統領が前任大統領を連想させる『セウォル号の瞬間(Sewol moment)』を迎えたという一部の批判者の意見を理解できる」

「両事件ともに大統領がリーダーシップを見せるためになぜよく多く、より迅速に行動しなかったのかという深刻な疑問を提起する」

文在寅大統領がこの事件に初めて直接言及したのは、発生6日後の28日。首席・補佐官会議で「理由に関係なく、国民の生命と安全を守るべき政府として本当に申し訳ないという思い」とする一方、金正恩朝鮮労働党委員長から寄せられた『謝罪文』を「北の最高指導者として直ちに直接謝罪したというのは史上初めての極めて異例なことだ」と絶賛した。大統領府は世論の関心が強い「空白の10時間」について詳細な説明を避けている。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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