北朝鮮の「挑発」に戦々恐々…ソッポを向かれた文在寅大統領の厳しい年の瀬

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金正恩の真意は元日の「新年の辞」で明らかになるのか

 こうした動きと相まって不気味なのが、市民に向けたメッセージだ。28日午後4時に平壌に「住民総召集令」を発令したのだ。北朝鮮は2010年11月に韓国の延坪島を砲撃する直前、市民に「非常召集令」を発令。1993年の第1次核危機では「準戦時状態」を宣言した。

「北朝鮮は朝鮮半島情勢が緊迫化しかねない挑発行動を取る直前に『召集令』を発令したケースが過去に何度もある。いよいよ事態が差し迫っているのではないかという危機感が大統領府周辺で広がっている。金正恩委員長はいまや、米朝協議の仲介者を務めた文在寅大統領にイライラを募らせ、一貫して求めてきた対北経済制裁の緩和が実行される見通しが立たないことで見向きもしない。北朝鮮を協議の場に再び引っ張り出す妙案はなく、打つ手なしの状態です」(在韓ジャーナリスト)
2016年に北朝鮮から韓国に亡命した太永浩元駐英公使は「土曜日(28日)、それもお正月前に総召集令発動することは非常に異例なことです。第1回核危機の時のように準戦時状態を先に宣言して、NPT(核兵器不拡散条約)脱退を宣言した時のように、総召集令してICBM発射しようとするのではないか、とみられる」と発言しているという。

 金正恩の真意は元日の「新年の辞」で明らかになるのか。南北融和が金看板の文在寅大統領にとって厳しい年の瀬、新年となっている。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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