総選挙革新党勝利のためアカデミー賞作品に「パラサイト」する文政権

タグ: , , 2020/2/27

 アジア初アカデミー賞4冠という栄光に輝き、映画界を席巻した『パラサイト 半地下の家族』。韓国では2020年4月に総選挙は予定されている。革新党与党が保守党野党の勢力に対抗するため、映画賞受賞の作品に「パラサイト(依存)」する文在寅大統領の思惑とは。





アカデミー賞4冠快挙にあるウラ事情

第92回アカデミー賞で『パラサイト 半地下の家族』が、アジア初となる作品賞・監督賞・シナリオ賞・国際長編映画賞の4冠受賞に輝いた。韓国国民の熱狂もさることながら、日本からも多くの賞賛の声が上がった。

この作品のポン・ジュノ監督は、韓国社会に大きなショックをもたらした「芸能界ブラックリスト事件」のリストアップメンバーであった。朴政権時代に、保守派と対立する革新系文化人をブラックリストに掲載し、政府が文化活動を妨害していたのだ。

その後、革新派文政権の誕生により、文化体育観光部の長官が「文化人や芸術家を抑圧するということは、民主国家では絶対にあってはならないこと」と謝罪し鎮静した。パラサイト 半地下の家族』誕生のきっかけとなった文政権には、愉快でならないだろう。

4月総選挙に向け文政権の「パラサイト」


4月の総選挙に向け、保守勢力が結集、文政権と与党に対抗する姿勢を固めている。対する文政権は「反日・離米・従北・親中」の姿勢に加え、ブラックリスト事件結末を上乗せし、ポン監督に映画産業をさらに盛り上げる支援を約束している。

文政権が、名誉ある作品に「パラサイト」する思惑が伺える。

映画賞受賞作品から見える格差社会

しかしながら、受賞作品からは韓国社会の現実が浮き彫りになった。文大統領も「不平等を解消することを、最大の国政目標として掲げているが、すぐ成果が出ず非常にもどかしい」と格差問題に触れざるをえなくなった。

ネットからも「一番慌てているのは政府でしょうね。」「ノンフィクション映画が作られて韓国の恥が世界中に流されているんだから。」といった現実社会を言及する声が挙がっている。

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文在寅大統領も破顔 米アカデミー射止めた韓国映画「パラサイト」の凄まじいロビー活動 https://cocokara-next.com/topic/awesome-lobbying-for-korean-movies/

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