ポイントは日常の【ルーティン】化~自律神経研究の第一人者小林先生がおススメ5つ(前編)

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心・技・体ではない、体・技・心である~ルーティンのススメ【1】【2】

 自律神経研究の第一人者で、順天堂大学医学部教授でもある小林弘幸先生。毎日の生活をルーティン化することをおススメしています。その具体的な方法を説明していただきました。


 自律神経や腸内環境の研究は、「いかに平常を保てるか」をスポーツ選手を通しても行ってきました。それはビジネスシーンでも一緒です。仕事をしていると、心を乱してくるものがたくさん出てきます。その解決策をメンタルに持っていきたがる人がどれほど多いことでしょうか。心が先ではなく、じつは体ありきなのです。プレゼンや面接などで緊張してしまう場合は、自信がない、経験がないことが原因です。それには毎日の生活をルーティン化することで、自分の身体のペースが維持でき、ブレがなくなるのです。

※自律神経とは?『自律している神経のこと』

 自律神経は、暑かったら汗をかいたり、寒かったら鳥肌を立てて体温を下げないようにする等、外部環境の変化に対して、身体の内部を一定に保とうとする働きに欠かせない神経です。 自律神経には、交感神経と副交感神経があります。自動車で例えるならば、興奮や活動を促す交感神経がアクセルで、リラックスや安定を促す副交感神経がブレーキ。どちらも高レベルで働くほうがいいですね。

ルーティンのススメ【1】朝起きる時間を一定にする

 朝は交感神経の働きが高まるので、身体を目覚めさせるためコップ一杯の水を飲むこと。腸の働きが活発になります。また、朝の起きる時間を一定にすること。仕事の日も、仕事が無い日も。もし、うまくコントロールできなかったら、極端に早めてみるといいでしょう。

 例えば4時くらいに起きる。そうすると一日が長く、朝ご飯も美味しく感じるでしょう。「私の場合は、朝6時半から1時間バイクとウエイトトレーニングやっています。起きるのはだいたい5時。会食などが無いときは、23時くらいに寝るようにします。」と小林先生は言います。このような生活を、まずは一週間続けられるように努力しましょう。そうすると、二週間続きます。二週間続けば、一ヶ月続くようになります。

ルーティンのススメ【2】出発時間に余裕を持つ

 自律神経を乱すものはセレクション。朝どれにしようかというものを無くすことです。アップルの創始者スティーブ・ジョブスはずっと同じ洋服を着ていたことでも有名です。

 そして、出発の時間に余裕を持つこと。ギリギリで電車に飛び乗る行為は自律神経を乱してしまいます。また、余裕があるならば、遠回りして歩くのもいいですね。それができなければ、普段エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を上るようにすることです。階段を上がることで大腿四頭筋を使います。寝転がっていて、動かないと一番落ちるのが大腿四頭筋。下腿、下肢の筋肉、ふくらはぎの腓腹筋、ヒラメ筋というのはなかなか落ちないんです。ランニングなどしなくても、歩くだけで十分です。20代のときと違って、30代、40代と歳を重ねると動かなくなるので、動くことが重要です。

後編に続きます。

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

〔文/構成:ココカラネクスト編集部 〕

小林 弘幸(こばやし・ひろゆき)

1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手や文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上にかかわる。じつは、漫画雑誌が大好き。

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