大谷翔平は「投手」を諦めるべきなのか? 米司会が「できる限り両方やらせるべきだ」と訴える理由
投手としての復活を目指し、日々トレーニングを重ねている大谷。(C)Getty Images
今から約2週間前に、米全国紙の記者がすっぱ抜いた大谷翔平(ドジャース)に関するニュースが、日本でも話題となった。
現地時間5月12日に米紙『USA Today』のベテラン記者であるボブ・ナイチンゲール氏は、投手としては今季を全休している大谷について「ドジャースから要請されれば、将来的に投手を諦めて外野手になることに逆らわない可能性が高い」と伝えた。
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昨年9月に右肘靱帯(じんたい)の損傷による手術を受けた大谷。2018年10月にトミー・ジョン手術して以来、2度目の大手術を執行した肘のコンディションに小さくない懸念があるのは間違いない。ゆえにナイチンゲール記者の「本人と近い関係者2人の情報」は小さくない衝撃を与えた。
もっとも、二刀流について「打つのも、投げるのも好きなので、楽しんでやるのが一番」と語ったこともある大谷が、投手としての再起に情熱を注いでいないとは考えにくい。彼の意欲はドジャースのマーク・プライヤー投手コーチによる「我々は彼の投球を見ているし、ショウヘイは夏頃から進んでいく」との証言からもくみ取れる。
身体にかかる負担を考慮すれば、投手を諦める可能性が「全くない」というわけではないだろう。だがしかし、これまでも不可能を可能にしてきた大谷が再びマウンドに立つ姿を見たいという声は米球界でも尽きない。