球宴3度出場の元MLB戦士が大谷翔平に“疑念” 水原容疑者の違法賭博騒動にまさかの意見「突然、物語が変わった」

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水原容疑者とは蜜月の関係だった大谷。そんな「盟友」が起こした騒動はいまだに波紋を広げている。(C)Getty Images

 球界を代表するスーパースターが“渦中の身”となった一大騒動は、いまだに現地メディアで小さくない話題となる。大谷翔平(ドジャース)の元専属通訳だった水原一平被告が、同選手の給与口座から約1700万ドル(約26億1800万円)を盗用。自身が違法賭博で抱えた負債の返済に充てていたとされるスキャンダルだ。

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 お茶の間も騒然となる関心事となった。検察側からの訴状によれば、大谷の口座から1600万ドル(約24億5000万円)を不正送金していた水原容疑者は、南カリフォルニアに拠点を置く胴元との関係を持ち始めた2021年9月からの約2年間で1万9000回もの賭博を実施。純損失4070万ドル(約62億2710万円)に上るギャンブルに興じていたという。

 そして、大谷の口座を本人が知らないところで不正に利用していたことも明るみになり、水原容疑者はドジャースを解雇。現在はロサンゼルスの連邦地方裁判所で、罪を問われる身となっている。

 誰もが予期していなかった形で、“時の人”となった水原容疑者。一方で「大谷の盟友」から転落した彼の言動に、今も疑問を投げかける関係者は少なくない。現役時代に3度の球宴選出を誇るデビッド・ジャスティス氏は、米スポーツ専門局『FOX Sports』のポッドキャスト番組「All Facts No Brakes show」で「あの通訳は、一番最初のインタビューで間違いなく『オオタニが自分の負債をカバーしてくれた』と言った」と指摘している。

 ジャスティス氏が引き合いに出したのは、去る3月20日に事件が明るみになった際に、水原容疑者が応じた米スポーツ専門局『ESPN』のインタビューだ。この時、同容疑者は「翔平に借金の肩代わりしてもらった。2人でパソコンを開き口座にログインして50万ドル(約7500万円)を8、9回送金した」と回答していた。

 この発言を発端として大谷への疑いは強まった。しかし、直後に大谷が水原容疑者から「翔平が僕の借金を肩代わりしたことにしてもらえないか」と嘆願されていた事実が判明。さらに周囲の関係者を徹底的に調べ上げた米連邦捜査当局も「オオタニは被害者」と断定し、潔白は証明された。

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