井上尚弥の王座剝奪の可能性に米メディアも驚き!? 9.9ドヘニー戦が決定報道に「絶対的な王者としては終わりを迎える」
井上のVロードは世界で小さくない注目を集めている。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
世界的な注目を集める“モンスター”の次戦が決定的となった。現地時間6月18日、ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は9月9日にWBO世界同級2位のテレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド)戦を希望していると、米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』が報じた。
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やはり当初のプラン通りにVロードを歩んでいくようだ。
井上は今月13日にWBAから9月25日までに同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との指名試合を行うよう指令を受けた。これにより王座剝奪の可能性も浮上したが、かねてから交渉を進めてきたドヘニー戦を優先する意向を固めたようだ。
同メディアの取材に応じた井上の共同プロモーターで、米興行大手『TOP Rank』のボブ・アラム会長は「ドヘニーは日本で大きな魅力を放っている。それは重要なことだ」と断言。去る5月6日に東京ドームで行われたルイス・ネリ(メキシコ)の興行にも参戦していた37歳のアイルランド人戦士の実力を認めたうえで、こう続けている。
「最悪の場合、イノウエがWBAのタイトルを失うことになる。だが、それはどうでもいいことだ。彼は年内をスーパーバンタムで戦い、来年にはフェザー級に移る予定だからだ」
このアラム会長の発言を伝えた『Boxing Scene』は、井上がドヘニー戦後に、当初の予定であったIBF&WBO世界同級1位に立つサム・グッドマン(豪州)と12月に対戦予定であるとも報道。“モンスター”陣営が、9月25日に実施するよう指令されたアフマダリエフとの指名試合を先延ばしにする意向を伝えている。