井上尚弥「ボクシング辞めようかと思った」 伊藤雅雪との世界王者対談で告白
ボクシングWBAバンタム級世界王者の井上尚弥選手と、WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪選手が都内で対談を行い、ボクシングやプライベートについて語り合った。
井上選手は5月18日(日本時間19日)にイギリス・グラスゴーでWBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)バンタム級準決勝トーナメントに挑み、伊藤選手はその一週間後の5月25日(日本時間26日)に海外防衛戦に臨む。
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今一番熱い日本人ボクサーによるクロストーク。じっくり話すのは今回が初という二人だが、それぞれの生い立ちや、お互いに高校1年生からの交際で結婚に至った妻の話、子育ての話までを話し合い盛り上がった。
対談後の記者会見では井上選手が、「(この対談は)ボクシングの調子が悪い時期に頂いた話なので迷いましたけど、楽しかったです。自分の体とイメージが合わなくて、一ヶ月弱ボクシングから離れましたが、グアム合宿で気持ちをリフレッシュしました。今まで思ったことないけど、その時は『ボクシング辞めようかと思った』くらいへこみましたね。去年の試合が1ラウンドKOばかりだったので、次も1ラウンドKOを期待される。自分の中では考えないようにしていても、頭のどこかにある。そういったものが自分のスタイルにちょっと影響していたのだと思う。でも、いい時の映像を見たり、自分の感覚を考え直したりして今はすっかりリセットしました」と、強すぎるが故の苦悩があったことを吐露。