「完全に混乱するだろう」MLBで導入議論の“仰天”新ルールに「野球の常識が覆りそう」「ピッチャーが不利にならんかね?」
MLBで仰天の新ルール導入の議論がされたという(C)Getty Images
MLBで仰天の新ルールについて議論が行われたと米メディアが報じた。それは「ゴールデン・アットバット」というルールで、打順に関係なく任意の打者を打席に立たせることが可能とされるものだ。米大リーグのオーナー会議で導入が議論されたという。
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米メディア『Sports Illustrated』は記事の中で、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏がポッドキャスト番組で「世の中にはさまざまな(ルール変更の)アイデアがある。そのうちのひとつが、オーナー会議で少し話題になった『ゴールデン・アットバット』のアイデアだ」と語ったことを紹介した。
同メディアは「『ゴールデン・アットバット』の提案について聞いたことがない人も多いだろうが、基本的な概念は、チームが打順に関係なく、毎試合1打席を選んでベストバッターを起用できるというものだ。つまり、たとえばニューヨーク・ヤンキースが9回裏2アウト満塁の場面で、打順が彼の順番でなくてもアーロン・ジャッジを打席に立たせることができる。これは1回限りの交代であり、代打のような交代ではない」と説明した。
ドジャースでいえば最も重要な場面で大谷翔平を打席に立たせることが可能で、もしもこのルールが採用されれば、野球の本質に影響を及ぼす恐れがある。同メディアは、ゴールデン・アットバットによって指名される打者が1つ前に打席に立つというシナリオも考えられるため、「その打者が出塁したらどうなるだろうか」といった問題点も挙げている。