増田陸は低迷する打線の中、存在感を示している(C)産経新聞社
巨人が厳しい戦いを続けている。
15日の広島戦(マツダ)に1ー5と敗れ、これでマツダでは開幕から6戦6敗と鬼門を克服できず。同一カード3連敗、チームとしても4連敗で貯金0、4位に転落となった。
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先発は山崎伊織、試合前まで防御率0.45と安定感を誇る右腕に連敗ストッパーを託すも、この日も打線が点を奪えない。5回に押し出しで1点を奪うも、6回表も無死満塁のチャンスを生かせず。
山崎は直後の6回裏、小園海斗に痛恨の逆転満塁弾を浴びて、今季初黒星となった。
主砲の岡本和真が6日の阪神戦で負傷離脱となって以来、代役4番には吉川尚輝、トレイ・キャベッジ、大城卓三が入るもいずれも適時打はマークできていない。これで61イニング連続適時打なしの異常事態となっている。
そんな低迷する打線で1人気を吐いているのが、この日「6番・一塁」で先発した増田陸だった。
13日のカード初戦では4安打、2戦目では2番に入り、無安打だったが、3戦目は再び勢いを取り戻し、2回の第1打席で中前打を放つと、4回二死の場面で再び中前へ運ぶ。6回先頭の打席でも替わった2番手の鈴木健矢に対し、グラブをはじく打球で内野安打とチャンスメイクに貢献。4打数3安打の猛打賞と存在感を示し、試合後の打率は.367まで上昇している。