鈴木誠也は“放出すべき戦力”なのか――米誌が提示した意外なトレード論の核心「後悔するシナリオもあり得る」

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今季、鈴木は32本塁打と存在感を示した(C)Getty Images

 今オフシーズン、カブスはFAとなったカイル・タッカーが他球団へと移る見込みが高まっている。そのため、打線の補強がストーブリーグでのポイントの1つのなる中で、もう1人、主軸を担った打者をめぐってのトレード案が米国内で報じられている。チーム在籍4年目を終えた、鈴木誠也だ。

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 米老舗サイト『Sports Illustrated』の11月22日の特集記事において、鈴木の放出を求める理由や、“メリット”を伝えている。同メディアでカブスの記事を担当するグラント・ヤング氏は、今オフでのタッカー流出を確実視しながらも、鈴木やイアン・ハップ、ピート・クロウ=アームストロングの名を並べ、「依然として層の厚く才能ある外野陣が揃っている」と評価する。

 その上でヤング氏は、「一見すると、打率.245、OPS.804、32本塁打、103打点を記録し、まだ31歳のスズキをトレード候補に挙げるのは不条理に思えるかもしれない」と前置きしつつ、「だが、スズキには2026年に1900万ドルの契約が残っており、次のオフにはフリーエージェントになる見込みだ」と指摘。

 そして、ハップも同じく契約が残り1年となっているとして、「(ハップと鈴木の)両方と再契約するのは難しいと考えられるため、今のうちにスズキをトレード市場に出して、どのような見返りが得られるかを確認するのは賢明と言える」との見解を示している。

 ヤング氏は、プロスペクトの外野手オーウェン・ケーシーが2026年開幕時でのロースター入りが有力であり、鈴木の穴を埋められると説くとともに、「もし今すぐスズキをトレードすれば、カブスは少なくとも先発投手1人と中継ぎ1人、もしくは有望株1人を獲得できる可能性があるだろう」などと主張する。

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