韓国奇跡の8強の裏に「私が行く」ー緊急降板の後を志願したチーム最年長、41歳ベテラン右腕の奮闘劇「すぐにブルペンで体を温めた」【WBC】
2回から緊急登板となったノ・ギョンウンは2イニング無失点としっかり封じた(C)Getty Images
韓国の奇跡の8強入りが話題を集めている。
韓国は3月9日に行われた第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドC組のオーストラリア戦を7-2と勝利。2009年の大会以来、17年ぶりの準々決勝進出となった。
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進出には相手打線を2点以内に抑え、攻撃陣は5点以上をつけないと厳しい条件の中、ナインは懸命に戦った。
2回表、ムン・ボギョンの2ランで先制に成功。続く3回にも主将イ・ジョンフの適時打などで2点を追加。6-2となって迎えた9回にアン・ヒョンミンが犠飛を放ち、突破の条件を満たす。緊迫の9回には守備でイ・ジョンフのスーパープレーも飛び出すなど全員が集中力を高め、扉をこじ開けた。試合後は涙をこらえきれなかった。
一方投手陣はスクランブルとなった。先発左腕のソン・ジュヨンは初回、安打を許しながら無失点に抑えるもイニング間の投球練習中に左肘の違和感を訴え、緊急降板。
先発が1イニングで降りるという緊急事態に立ち向かったのがベテラン41歳右腕のノ・ギョンウンだった。
先頭のグレンディニングにヒットを許し無死一塁とするも続くウィングローブを併殺打、パーキンスをピッチャーライナーと無失点に抑えた。
さらに続く3回も9番ケネリーを二ゴロ、バザーナからは見逃し三振を奪うと、ミードを遊ゴロに仕留め、見事2イニングを抑えきった。
この緊急継投の裏側を韓国のメディア『OSEN』で取り上げている。
スクランブル登板について「尊敬に値する」と題した記事の中で、ベテランのノ・ギョンウンはソン・ジュヨンの体調を知るや否や、「すぐにブルペンで体を温めた」という。それは「まるで最初から先発するつもりだったかのように、彼はすぐにウォームアップし、マウンドに上がった」とした。
味方が先制した直後、しかも2点以内に抑えなければいけないという重圧下の中で落ち着いたピッチングを披露。記事の中では「彼は先発投手の怪我による危機を緊急に救う守護者のような存在でした」と称えられている。







