急増する退職代行。その背景を考える!
[文:ツナグ働き方研究所(https://tsuna-ken.com/)]
辞めたいのに辞められない
退職代行。
この言葉が少し前からネット上で話題になっています。
文字通り、退職の意向を本人に代わって会社に伝えるサービス。
会社を辞めたいのに辞められないという人の助け舟的な存在として、このサービスの利用が急速に増えているのです。
厚生労働省では、各地の労働局で受けた自己都合退職に関する相談件数をまとめています。
これは働く人がみずから退職を申し出た際などに起きたトラブルの相談件数で、平成29年度に3万8900件を超え、ここ10年で2倍余りに増加しています。
この中には「辞めたいのに辞めさせてもらえない」といった相談が多数含まれています。
史上空前とも言われる人手不足の中、従業員の退職は大打撃。必至に引き留めたくなる企業心理は分からなくもありません。
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