ホークス はなぜロッテに勝てない?元SB・攝津氏が考察「苦手意識はないものの・・・」
混戦パ・リーグはどこまで続くのかー。
プロ野球は各チームおよそ3分の2試合を消化し、パ・リーグは首位ホークスと2位ロッテの差が僅か1ゲーム差と、混戦が繰り広げられている。
そのホークスでかつて5年連続開幕投手を務め、12年には沢村賞受賞など数多くのタイトルを獲得した攝津正さんに、リーグ優勝へ向けた後半戦のポイント、そして現在優勝争いを繰り広げているロッテとの戦いについて、話を聞いた。
機動力を止めることができたら・・・
現在首位に立つホークスだが、2位ロッテとのゲーム差は僅か1。残り試合は50試合近く残しており、まだまだわからない状況だ。
そのロッテに対しホークスは、昨年8勝17敗、今年もここまで3勝8敗1分と、大きく負け越している。
対ロッテとの相性について攝津さんはこう話す。
「おそらく苦手意識はないと思います。ロッテというチームみると、守備力、走塁力が凄く高いチーム。打率はそんなによくないが、少ないチャンスで点を取るという野球をしています。
ホークスは、どちらかというとホームランで得点を重ねていくのに対して、ロッテは脚を使って動いていく。そういったところで機動力を止めることができたら、対戦成績が上がってくるのではと思います。」
中でもホークスはZOZOマリンスタジアムでの対戦成績が、昨年2勝10敗、今年はここまで2勝3敗1分と、苦手にしている印象だ。
この点について攝津さんは、
「ロッテのホームなので強いというのはもちろんあると思います。あとはやはり球場の雰囲気ですね。ライトスタンドの声援が本当に凄いですから・・・。ホークスは若いピッチャーも多いですし、そういうところで差が出てきてしまったということもあると思います。」
と、12球団イチと言っても過言ではないロッテの迫力ある応援に圧倒される部分もあるのではと考察。