縁の下の力持ちとなる救援陣の「何でも屋」は非常にハードな役割
セ・パ共に混戦の戦いが続いています。リーグ戦が再開して7月13日までの球宴までどのように戦うか。僕は縁の下の力持ちとなる救援陣の「何でも屋」が鍵を握っていると思います。
救援陣と言っても、試合を締めくくる抑えや勝ち試合で登板するセットアッパーなど色々な役割があります。その中で目立たないですが重要なのがリードされた場面、ワンポイント、追い上げられて流れを断ちたい時とどんな場面でも投げる「何でも屋」です。救援陣の4番手以降の役回りで僕も現役時代に体験しましたが、この立場は非常にハードです。先発が経験の少ない投手ならばブルペンで初回から準備をします。登板に備えて試合中に3、4度肩を作ることも珍しくありません。「ここだ」と思った場面でも試合の展開次第で登板がなくなる。精神面でもオンとオフのスイッチを切り替えを何度もするため、試合に投げなかったのにぐったりすることも珍しくありません。
セーブやホールドと目に見える数字で結果が出ないので目立ちませんが、その役割は重要です。セ・リーグは首位を走る広島・アドゥワ投手は28試合登板で2勝3ホールド防御率3.00、DeNA・三嶋投手も27試合登板で4勝5ホールド防御率2,70。パ・リーグでは日本ハムの玉井投手が20試合登板で1勝2ホールド防御率2.49、オリックス・沢田投手が21試合登板で2勝3ホールド防御率1.64ときっちり結果を残しています。
球宴までの期間は6連戦、9連戦が続きます。先発が早い回に降りるケースも考えられます。この「何でも屋」がどれだけ踏ん張れるかで試合展開が変わり、逆転すればセットアッパー、抑えにつなげることができます。地味かもしれませんが、投手陣全体の負担を軽減させるためにも、彼らはチームに不可欠な「ジョーカー」です。混戦を抜け出す存在として注目してみるのも面白いかもしれません。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]