C鈴木誠也 メジャー成功のカギを握る「大谷式練習」とは
広島・鈴木誠也外野手(27)が今オフにポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指すことが16日、明らかになった。球団が本人と面談。意思を確認し、挑戦を容認した。来週中にNPBに申請する。同システムの利用は球団の日本人では15年オフの前田健太投手、19年オフの菊池涼介内野手(残留)に続き、3人目となる。今季は首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得、東京五輪では4番打者として金メダルに貢献した日本屈指の強打者がいよいよ海を渡ることになる。
かねてからメジャー挑戦を公言していた鈴木誠をめぐってはメジャーも水面下で調査を続けていたという。今オフのメジャー移籍市場でも注目を集める選手となっており、争奪戦は必至。過去にもイチロー選手を筆頭に多くの日本人選手が在籍してきたマリナーズを筆頭に、レンジャーズ、パドレス、レイズ、カブスらの名前がすでにささやかれている。
一方でメジャーで鈴木誠がどれだけのパフォーマンスを示せるかにも注目が集まっている。6年連続で打率3割以上、25本塁打以上の成績を残してきた強打者とあって、期待も高まるが、一つメジャー関係者の間で懸念されていることもある。
「鈴木誠が非常に練習熱心だということ。広島の伝統ともいえますが、とにかく振り込むとか。一方でメジャーで成績を残すためにはいかに日々のコンディションを整えられるかが、カギを握る。そのあたりはうまく調整する必要はあります」(メジャー関係者)