日ハムノンテンダーFA大田 移籍に関わる「あの注目ポイント」とは
シーズン日本一を決める日本シリーズでヤクルト対オリックスが連日、熱い戦いを繰り広げる一方で、水面下で日本ハムのノンテンダーFA選手の去就に注目が高まっている。
「今オフの移籍市場の目玉とされたDeNAの宮崎、広島の大瀬良、九里ともあっさり残留が決まった。アテが外れた他球団にとっては方針転換が迫られる中、日ハムの3選手に注目が高まっています」(放送関係者)
・今すぐ読みたい→
日ハム大田争奪戦も?キーマンと目される「あの球団」とは https://cocokara-next.com/athlete_celeb/taishiohta-competition/
日本ハムは今オフ、海外FA権を取得している西川遥輝外野手(29)、国内FA権を取得している秋吉亮投手(32)、大田泰示外野手(31)の3選手について来季の契約を提示せず、保留手続きを行わないと発表した。ノンテンダーFAともいわれ、選手側のメリットとしては、通常のFAに伴う人的保障と金銭補償が生じないため、移籍しやすくなる。一方で獲得先が仮に見つからなければ、日本ハムと再契約する場合にも自由契約からの再契約となることで、これまでの年俸額から大幅に下げられる可能性も指摘されている。
西川、大田、秋吉の3選手とも実績は十分だ。球界屈指のスピードスターとして知られる西川は今季130試合に出場。ただ得意の足こそ盗塁王(24盗塁)を獲得したが、打率233、3本塁打、35打点とふるわず。大田も76試合で打率204、3本塁打、20打点にとどまった。かつては守護神も務めた秋吉も今季は出番を減らされ、プロ入り後ワーストの10試合登板で0勝0敗0S、防御率2・70といずれも不本意なシーズンを過ごした。年俸は西川が2億4000万円、大田が年俸1億3000万円、秋吉は年俸5000万円(いずれも年俸は推定)となっている。
中でも注目を集めるのは大田だ。2019年は20本塁打をマーク、貴重な右の長距離砲、強肩も知られており、年齢的にも31歳とまだ老け込む年でもない。いくつかの球団は獲得に向け、慎重に調査を進めているとされる。注目ポイントは「まず古巣の巨人が獲得に動くか、どうか。指揮を執る原監督は母校の直系の後輩でもある大田のことは以前から気にかけています。一方の大田は巨人から声をかけられたとして、古巣アレルギーが払拭できるかにかかってくるでしょうね」(同)