矢野阪神 泥沼4連敗で迷走!守護神不在以上に深刻な「あの問題」とは
またも悪夢が繰り返された。阪神が悪夢のサヨナラ負けで開幕4連敗、開幕4連敗はワーストタイの5連敗を記録した95年以来、27年ぶりとなった。
暗転したのはおなじみの9回だ。2ー1と1点リードした9回にマウンドに向かったのは開幕戦で乱調だった新守護神のケラー。汚名返上となるか注目されたが、先頭のマクブルームにカーブを右前へ運ばれると、続く会沢への初球に代走・曽根がスタート。タイミング的には完全アウトだったが、遊撃・中野がタッチした後にボールをこぼしセーフに。
あっという間に無死二塁のピンチを招くと一死後、上本に四球を与え、さらに代打・長野にも内野安打を許し、一死満塁となった場面で降板を告げられた。その後を継いだ湯浅もこのピンチを乗り切れず、西川にサヨナラ適時打を許し、悪夢の4連敗となった。
ケラーの投球に関して矢野監督は「空振りを取れるボールがないし、どうしても一人に対する球数も増えてきてしまっている。状態的にはやはりまだしんどい」と守護神交代を決断。この日、打たれた湯浅に責任のかかるストッパーを託すという。
一方、指揮官の決断に関してはこんな声もある。
「湯浅はオープン戦から不安定な投球を続けており、年間通して投げたこともない。その選手に果たして重責のかかるストッパーという職を務められるのか。すべてにおいていえることだが、チーム全体で準備、予測が立てられておらず、場当たり的になっている。危機管理策ができていないことが一番の問題」(球界関係者)