恐怖!98年横浜高校メンバーが語る 松坂大輔の牽制球、内野送球 98年大会から20年経った松坂世代の裏話7
記念すべき第100回全国高校野球選手権大会が盛り上がりを見せるなか、20年前にあの舞台の中心にいた元球児たちが、当時の秘話や正念場を迎えた同級生への思いを語るトークイベントを行った。
DMMオンラインサロン「田中大貴と松坂世代たちが今、全てを語る!THE高校野球」の第二弾イベントとして、8月11日(土)にて東京・渋谷区の白寿生化学研究所本社ビルにて実施された今回のトークショー。自身も高校球児だった元フジテレビ・アナウンサーの田中大貴さん(兵庫・小野高校)を旗振り役に、横浜高校の2年生でセカンドとして活躍した松本勉さん、京都成章高校のキャプテンとしてチームを引っ張った澤井芳信さん、元プロ野球選手で豊田大谷高校の主砲だった古木克明さんが集結。98年の第80回大会決勝「横浜VS京都成章」と、準決勝「京都成章VS豊田大谷」の2試合を振り返った。
名参謀・小倉部長 相手の守備位置で配球を読む
決勝で先制ホームランを放った横浜の松本さんに対し、京都成章高校の澤井さんは「あれは自分のせい。僕はショートだったんですが、サードの守備範囲の関係でピッチャーがインコースを投げる時は守備位置を詰めるクセがあって、あの時もそうだった。そのクセを横浜がわかっていたみたいで」と話すと、「まさにその通り。そういうデータがあった」と当時の小倉部長の名参謀ぶりを披露した。
前日の準決勝で京都成章に敗退した古木さんは「僕はこの試合は負けた次の日だったので、愛知に帰るバスの中で見ていたと思います。だけどよく思い出せないですね」と振り返ると、話題は甲子園期間中の自由時間に。
借りパク、器物損壊…豪快すぎる松坂大輔伝説
遊び時間もなく敗戦後はすぐに地元に帰ったという古木さんに対し松本さんは「僕らはアメリカ村とか行きましたよ。STUSSY (ステューシー)のTシャツを買いました。松坂さんが日本代表の合宿用に貸してって言うので貸しました。そのまま返ってこなかったですけど(笑)。10年後くらいに松坂さんにその話をしたら、そうだっけ?って(笑)。良い先輩なんで、別にいいんですけど(笑)」。
更に松本さんは、「横浜高校は試合のための練習しかしない。ゆるいキャッチボールとかは試合中にはないのでやらないですね」、「松坂さんの牽制は速すぎるから受けたくなかったんですよ。僕、松坂さんの球を受けてグローブの網の部分が壊れたことがあります」と松坂選手からの度重なる被害?を告白した。
同イベントは他にも、あの名場面の裏話や同級生の松坂大輔選手や村田修一選手へのエール、これからの甲子園のあり方についても話が及んだ。
次回の同イベントは、9月17日(祝・月)に都内で実施する。
同じく98年の甲子園に出場し、新発田農業高校(新潟)で和田毅(ソフトバンク)擁する浜田高校(島根)に初戦敗退ながら、その年のドラフト3位で読売ジャイアンツに指名された加藤健さんと、鎌倉学園(神奈川)では惜しくも甲子園には届かなかったが、田中大貴さんと慶應大学野球部で同期の長田秀一郎さんがゲストとして登場。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]