原巨人 「緊急補強」がささやかれる「舞台裏」とは
デッドラインに突入か。巨人は17日の中日戦(バンテリンドーム)に0ー2の完封負け。エース・菅野は7回無失点と粘投したものの、打線が相手左腕エース・大野雄を打ち崩せず。救援陣も不安を露呈した。この日はヤクルトが勝ったため、ゲーム差は「8」。ピンチに陥ったチームには逆転Vのための秘策がささやかれている。
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試合後の原監督は 「点取りゲームだから、やっぱり0点では難しいでしょう」と厳しい表情を崩さなかった。試合時間はわずか2時間25分。左腕エースの大野雄に対し7回までわずか1安打と完璧に封じ込められた。
迎えた8回は二死からポランコ、増田陸の連打で二死一、二塁とすると再昇格となった代打・中田が四球を選び満塁に。巨人ファンのボルテージが高まる中、代打に起用されたのは、この日に初昇格したばかりの石川だった。しかし結果は3球三振。チャンスを生かすことはできなかった。
するとその裏、菅野の後を継いだ2番手の今村がつかまる。先頭の大島に左前打で出塁を許すと続く岡林には犠牲バントを決められ、一死二塁。さらに3番・高橋周にはショートへの内野安打を許し、一死一、三塁のピンチを招く。ここでベンチは「8回の男」ビエイラにスイッチ。しかし二死二、三塁から阿部に右前2点適時打を浴び、結局はこれが決勝点となり、試合に敗れた。
この場面、8回先頭からは大島から左打者が続くため、左投手の今村をぶつけたが機能せず。そこでささやかれているのは緊急補強の可能性だ。
「最近原監督は左の中継ぎが出てきてほしいということを公言しています。現在、上では左の救援投手は今村と高梨がいますが、いずれも疲労が見て取れる。ヤクルトとのゲーム差からいけば、これ以上離されたくないところ。トレードに動くことは十分ありえます」(球界関係者)