巨人・岡本和 不安視される「坂本症候群」とは
巨人は8日のDeNA戦(東京ドーム)に延長12回を戦い、3ー3の引き分けに終わった。土俵際で2度追いつく執念を見せながら、勝ちきれなかった。
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壮絶な試合となった。巨人は相手先発の今永を打ち崩せず、8回までわずか1安打。今永が降り、守護神の山崎が投げていた9回裏にドラマは起きた。0-1で迎えた9回二死から吉川が同点の4号ソロを放つと、2点を勝ち越された直後の11回裏には今度はポランコが平田から同点となる11号2ランを放った。3ー3で迎えた延長12回裏も二死二、三塁の好機を作るも途中出場の喜多が三飛に打ち取られ、ゲーム終了となった。
一方、指揮官が厳しい目を向けたのは主軸だった。相手先発は今季ノーヒットノーランも達成している左腕・今永。球界屈指の好投手との対戦とはいえ、打線は6回に吉川が打った1安打のみと封じ込められた。
この日のクリーンアップは「3番・丸、4番・岡本和、5番・中田」。中田は延長12回にヒットを放ったものの、丸、岡本和ともノーヒット。これには原監督も「中軸の選手たちは多少は責任は感じているでしょう。それを明日のバネにするということ」と奮起を求めた。
頼れるキャプテン、坂本が7日に腰痛で登録抹消。以来、まだチームは勝ち星がない。前回4月の離脱後も一気にチームは傾いたとあって、今回も与える影響が心配されている。