新庄ハム オリックス・伏見獲り熱望の裏でささやかれる「FA戦士」との「温度差」
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日本ハムの新庄剛志監督(50)がオリックスからFA宣言した伏見寅威捕手(32)の獲得に乗り出すことを表明。扇の要とされる捕手を強化することでチーム浮上を狙っている。
11日、秋季キャンプが行われている沖縄県名護市内で取材に応じた新庄監督はシーズン中、日本シリーズでの伏見のリードを評価しながら「優勝を目指す来年、伏見君の力を貸してほしい」と猛烈アピール。交渉可能日となったこの日に指揮官自ら声を挙げ、誠意を示した。
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熱い言葉は続いた。「解禁になって、すぐフロントの方達に、さあ動きましょう、とお願いした」と獲得を訴えた上で「うちにきて、またさらに今いる捕手の人たちもメラメラ燃えさせたい。とにかくプロの世界はライバルがいればいるほど必ず伸びてくるので。彼が入ってファイターズに来てくれたら、競争の嵐というか。北海道出身で地元愛っていうのはあると思うし、ぜひ来てもらいたい」と言葉を重ねた。
自身が交渉のテーブルにつくかどうかについてはまずはフロントに任せるとしたが、状況次第では直接出馬もありうる状況となった。
新庄政権下になって初のFA交渉となるが、一方で日本ハムではFA宣言した近藤健介外野手(29)の去就にも注目が集まっている。
すでに日本ハムを含めパ・リーグ5球団による大争奪戦が決定。すでに名乗りを挙げているソフトバンクは近藤に対し「6年30億円」といった超大型契約を用意していると報じられるなど、通算打率・307、出塁率・413と球界屈指のヒットメーカーをめぐって、各球団、あの手この手で獲得を目指している。