ヤクルト、リーグ3連覇の「死角」 球界OBから指摘された、テコ入れが必要な「選手の名前」
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2022年のペナントレースを制し、セ・リーグ連覇を果たしたヤクルトは、来季へ向け鋭気を養うべく、充実のオフを送っている。
契約更改の話題では、村上宗隆が3年総額18億円という大型契約を結び、将来のMLB挑戦も認められ、大きな関心を集めた。また、チームも12月19日にハワイでの優勝旅行から帰国し、今後は自主トレや来年のキャンプなど、新たな戦いへと向かう。
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球団史上初のリーグ3連覇を目指す来季は、他の5球団からのマークもこれまで以上に厳しくなることが予想されるが、戦力面やベンチワークなども含め、優位に立つことは間違いないだろう。高津臣吾監督が就任以降、多くの若手が伸びてきており、今季も21歳の長岡秀樹がレギュラーを掴んだ。他にも内山壮真や濱田太貴なども才能の片鱗をみせており、来季の一軍定着が期待されていることからも、選手層はさらに厚みを増しそうだ。
その一方で、これまでチームの顔として活躍をみせてきたものの、シーズンを通して不振に喘いだ大物プレーヤーもいる。過去、トリプルスリー(3割30本30盗塁)を3度達成した山田哲人だ。今季は序盤から深刻な打撃不振に陥り、最後まで安定したパフォーマンスを取り戻すことが出来なかった。打撃成績も・243、23本塁打、65打点と何れも前年を下回り、盗塁数もわずか10個にとどまっている。
苦しみながらも、今季もチームのキャプテンを務めた山田は、優勝決定直後にはグラウンドで号泣し、チームメイトと抱き合うシーンもみられた。かつての輝きを取り戻すことを多くのファンが望んでいる中、球界OBも今季の山田の成績を振り返りながら、奮起を促すコメントを発している。