大谷、ダルが参戦表明でもWBC侍ジャパンは「3番人気」米メディアの見立て覆せるか
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「3強」の構図は揺るがないのか。そして準決勝の壁は。来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝オッズを、米国の『FOX』局が発表した。
一番人気は前回2017年大会を制した米国で3・6倍。差のない2位が2013年大会の覇者・ドミニカ共和国で3・75倍。2006、2009年大会優勝の侍ジャパンは、5・5倍で3位だった。
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以下はオッズが大きく離れた。4位はプエルトリコで9倍。5位には16倍でベネズエラ、キューバ、韓国が並んだ。侍ジャパンはあくまで「3強」の一角とみなされた。
参考までに、前回大会の直前オッズを振り返ってみたい。オッズは各社によってバラつきが出るものだが、2017年1月に英ブックメーカー大手『ウィリアムヒル』が発表した数字を用いる。
前回大会では一番人気はドミニカ共和国で3・5倍。次いで米国が3・75倍。侍ジャパンは4倍の3位で、まさに「3強」として位置付けられていた。
離れた4位は韓国で11倍、ベネズエラは17倍で、21倍にプエルトリコ、キューバ、メキシコが並んだ。
結果的には、侍ジャパンは準決勝で米国の前に敗退。米国は決勝でプエルトリコを下し、悲願の初優勝を果たした。なお一番人気に推されたドミニカ共和国は、2次ラウンドで米国とプエルトリコに敗れ、1勝2敗で準決勝に進めなかった。
6年前と比較してみれば、総合力で「3強」に踏みとどまったものの、「2強」との差は若干開いてしまったという格好になる。