菅野智之、史上初の記録 MLBのポストシーズンのノーヒットノーラン記録は?
巨人の菅野智之投手が14日のヤクルトとのCSファーストステージ第2戦(神宮)でノーヒットノーランを達成した。CSや日本シリーズなどのポストシーズンで、1人で投げきってのノーヒットノーランは史上初めてという快挙となった。
もっとも海を渡れば、世界は広い。メジャーリーグでは、ポストシーズンでのノーヒットノーランは過去2度達成されている。
第1号は半世紀以上前の1956年。ヤンキースのドン・ラーセンが、ドジャースとのワールドシリーズ第5戦で完全試合を成し遂げた。
後に殿堂入りする選手を4人も抱える強力打線を完璧に封じ込めた。もっともラーセン自身、記録に残る名投手というわけではなかった。この年自己最多11勝を挙げ、防御率3・26をマークしたものの、チーム内では4番手の扱い。このシリーズも第2戦に先発したが、1回1/3を1安打ながら4四球4失点で降板を告げられていた。
通算81勝91敗で11年後の67年シーズンを以て引退。唯一獲得したタイトルが、56年ワールドシリーズMVPだった。一世一代の快投だったと言っていい。
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