管理栄養士が教えます!トランス脂肪酸との付き合い方
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「トランス脂肪酸」を知っていますか?マーガリンやパンなどに含まれるトランス脂肪酸は、摂りすぎによりカラダへの悪影響があると考えられています。身近な食品に含まれていることが多く、偏った食生活を送っている方は特に注意が必要です。
今回はトランス脂肪酸についてと、トランス脂肪酸との付き合い方についてお伝えします。
トランス脂肪酸って何?
トランス脂肪酸とは?
食品に含まれる脂肪は、さまざまな型の脂肪酸から構成されており、トランス脂肪酸はその中のひとつです。
トランス脂肪酸は、肉や乳製品に含まれる天然のものもありますが、健康への影響が考えられているのは人工的に作られるものの方です。
このトランス脂肪酸は、液状のサラサラした油に水素を添加して、固形の油を作る際に作られてしまいます。
どんな食べ物に含まれている?
液状の油を固形に加工して作られるマーガリンやショートニング、ファットスプレッドなどに含まれ、それらを使って作られるパンや洋菓子にも含まれています。
ショートニングやファストスプレッドは家庭ではあまりなじみがありませんが、菓子パンや洋菓子の原材料となることが多いです。その場合はパッケージの原材料表示に記載されていますので、食べることがあれば一度確認してみてくださいね。
また、サクサクとした食感を出すために、業務用揚げ油に水素添加の加工をした油が使われることもあります。ファストフード店や飲食店の揚げ油や、冷凍食品の揚げ物などにも含まれます。
このように、身近な食べ物に使われていることが多いので、私たちは知らず知らずのうちにトランス脂肪酸を口にしています。