このまま独走や!破竹の8連勝 マシンガン継投に代打策ズバリ!岡田監督の「神采配」に絶賛の嵐
采配のたくみさが光る岡田監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
阪神は8月11日のヤクルト戦(京セラドーム)に2-1と勝利し、破竹の8連勝でリーグ最速の60勝に到達。2位広島とのゲーム差を「6」とし、独走態勢を固めつつある。
連勝街道をひた走るチームに死角はない、この日のヒーローは糸原健斗だった。
【動画】同点で迎えた8回一死一塁、糸原が値千金の勝ち越し適時打を放った場面
1-1で迎えた8回一死一塁、代打として打席に入った糸原はヤクルト中継ぎ右腕、清水昇のフォークを捉え、渾身の力ではじき返す。打球は右中間を破り、一塁走者の木浪聖也が生還、ベンチは大盛り上がりとなった。
逆転につなげたのは、執念の継投にもあった。1-1で迎えた8回は7回1失点と好投した村上頌樹に代えて、島本浩也、岡留英貴、及川雅貴、馬場皐輔と中継ぎ4人の「マシンガン継投」を敢行。先の巨人戦でも小刻みに継投をはさみ、勝利を手繰り寄せたが、何としても相手に主導権を渡さない―、指揮官の強い思いに選手もしっかりと応え、無失点リレーでつないだことが8回裏の糸原の勝ち越し打に結実した。
日替わりヒーローが出るのも強いチームの証拠だ。この日は代打で出た糸原がしっかり仕事を果たし、チームを助けた。10日の巨人戦(東京ドーム)では9回に代打の代打で出た原口文仁がダメ押しとなる2ランを放つなど、スタメンだけではなく、ベンチ内にいる選手すべてで勝利をもぎ取っており、ベンチ内の明るいムードも伝わってくる。