米記者も痛烈皮肉! 満塁HR&三重殺でも負けた“なおエ”に批判止まず「オオタニの満塁弾でも救えない」
一発で4打点を稼ぎ、守備陣を援護した大谷。しかし、彼の出色の活躍も勝利には結びつかなかった。(C)Getty Images
苦戦続きだった近年の戦いぶりが現れた一戦となった。現地8月18日に本拠地で行われたレイズ戦でエンゼルスは6-9と敗戦。8月に入ってから12敗目となり、借金3に逆戻りとなった。
試合展開的には、いわゆる「勝ちゲーム」だった。1-1で迎えた2回2死満塁の局面では大谷翔平が43号アーチをマーク。さらに6-6と同点の9回の守りでは、球団史上26年ぶり7度目のトリプルプレーも成功。勝機は完全にエンゼルスにあった。
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それでも彼らは掴みかけた勝利を手にできなかった。9回裏1死一、二塁のサヨナラ機で大谷が空振り三振に倒れると、迎えた延長10回には回跨ぎでマウンドに立った守護神のカルロス・エステベスが“炎上”。疲労からか球が上ずり、ピリッとしないまま2失点で降板。後続のアーロン・ループも1点を奪われて、接戦を落とした。
もう幾度も目にした“なおエ” (「なおエンゼルスは試合に敗れた」を略したネットミーム)だ。その究極形とも言える展開は、米球界は痛烈に皮肉った。
米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者は自身のX(旧ツイッター)で「グランドスラムを記録し、トリプルプレーも決めたのに延長戦で敗北したのは、1857年のアルバカーキ・ストリング・ビーンズ以来」とネタ情報を投稿。さらに「当時はダブルヘッダーの第2試合で、まともな灯りがなかったことが理由の一つでもあった」と冗談を記し、勝ちきれないエンゼルスを痛烈に皮肉った。