「厳しい戦いになる」大谷翔平のFA去就に覚悟 トラウトが米メディアで語った“本音”「俺たちは現実と向き合う」
球界を代表するスターとなった大谷(右)。そんな二刀流スターの去就への想いをトラウト(左)が語った。(C)Getty Images
大谷翔平にはエンゼルスでプレーし続けてほしい。そんな想いを“盟友”と言うべきスターは抱いている。現地8月22日、米スポーツ専門局『ESPN』に掲載された記事内で、マイク・トラウトは「残ってくれると信じたい」と今オフにFA(フリーエージェント)となる二刀流戦士に対する本音を語った。
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メジャー6年目となった今季も大谷は投打で異次元のパフォーマンスを披露してきた。投げては2年連続の2桁勝利(10勝)をマークし、打ってはア・リーグ本塁打ランキングで2位のロベルトに10本差をつけてトップを独走する43本(日本時間8月22日時点)を記録。日本人メジャーリーガー史上初の本塁打王も現実味を帯びている。
リーグMVPも間違いないとされる活躍を大谷は続けている。一方でエンゼルスは今季も低迷。攻守に怪我人が相次ぎ、戦力が整わなかった影響は大きく、現地8月21日時点でワイルドカード争いではプレーオフ圏内の3位から9ゲーム差と大きく後退。悲願のポストシーズン進出の可能性は限りなく厳しくなっている。
そうしたチーム状況もあって、エンゼルスが大谷と再契約を締結できるかは不透明だ。以前から「もちろんファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好きであるので。ただ、それ以上に勝ちたいという気持ちが強いですし、プレーヤーとしてはそれの方が正しいんじゃないかなと思っています」と語ってきた背番号17だけに、「勝てる」場所に新天地を求めてもおかしくはない。