日本人初の本塁打王に、打撃三冠王、そしてCY賞も急浮上!? 大谷翔平の“無限の可能性”に膨らむ淡い期待

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投手としてもトップクラスのハイアベレージを記録する大谷。そのハイパフォーマンスに期待は膨らみ続ける。(C)Getty Images

 数多のスーパースターたちが集うメジャーリーグ。そんな球界最高峰の舞台で、大谷翔平(エンゼルス)は異様な存在感を放っている。

 メジャー6年目を迎えた今季は、とくに打撃面での活躍が目を引く。打率.306(リーグ3位)、43本塁打(同1位)、89打点(同3位)と、打撃三冠王も決して不可能ではないスタッツを記録。そのほかにもOPS1.071、出塁率.407、長打率.664、17盗塁は、いずれも「投手」の成績とは思えない。

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 一方で投手成績が劣っているかと言えば、そうではないのが大谷の異能さ。すでに2年連続での2桁勝利(10勝)を達成している今季は、防御率3.17(同4位)、WHIP1.06(同4位)と安定した成績を維持。被打率(.185=同1位)と奪三振率(11.36=同2位)はいずれもリーグトップ3に食い込んでいる。

 そして「投手・大谷」は、にわかに“大賞”を手にする可能性も浮上してきている。

 現地8月20日に、防御率リーグトップ(2.69)ながら右前腕部の張りで7月後半から負傷者リスト入りしていたネイサン・イオバルディ(レンジャーズ)が規定投球回を下回り、一時的ながらタイトルレースから離脱。これにより大谷は、トップになったゲリット・コール(ヤンキース)とは0.14差の4位に。一気にサイ・ヤング賞獲得も夢ではない位置につけた。

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