大谷翔平の故障が「エンゼルスの責任である4つの理由」を海外メディアが指摘
打者としてプレーを続ける大谷。今オフの契約の行方に注目が集まる(C)Getty Images
右肘の故障により、今季、投手としてプレーを見送ることとなったエンゼルスの大谷翔平。右肘の側副靭帯の損傷が明らかとなったことで治療手段も今後、決定する見込みだ。
現在は打者として、故障発覚以降もすべての試合に出場を続けているものの、現地時間8月26日(日本時間27日)にエンゼルスのペリー・ミナシアンGMが会見で語ったコメントが波紋を呼ぶこととなった。ミナシアンGMは会見で、故障以前に球団側から肘の検査を打診していたものの、大谷と代理人が拒否していたことを明らかにした。しかし、このGMの説明に対し、海外メディアでは否定的な反応が挙がっている。
【動画】敵打者が「様子がおかしい」と語った大谷翔平の緊急降板シーン
米スポーツサイト『FANSIDED』スペイン版は現地時間8月27日(同28日)、「ショウヘイ・オオタニの怪我がエンゼルスの責任である4つの理由」と銘打った特集記事を配信。大谷が渡米後、2度目となる今回の肘の故障が、チームの対応不足によるものだったと見解を並べている。
同メディアは、理由の一つ目に「十分な休養を与えなかった」としており、「おそらくリスクを最小限に抑えることはできただろう。オオタニは23先発で132.0イニングを投げている。数週間前にマメに悩まされていなければ、もっと投げていたかもしれない。(その時点で)オオタニはすでに疲労を示していたが休養を与えられなかった」と指摘している。
続けて「二刀流選手として、他のスターターとは異なる扱いが必要だった」として、ここでも常時出場による疲労を挙げた。「エンゼルスは彼が6日ごとに先発する予定で仕事のスケジュールを立てたが、1週間に2回登板することもあった」とも綴っている。